UAE B級ニュース

2010-04-02 : エミレーツCAがレイオーバー先で出産

アイルランド国籍、24歳のエミレーツ航空客室乗務員（CA）が、フライトのレイオーバー先で男の子を出産しました。これだけでも、非常に話題性のあるニュースですが、当の彼女は妊娠に気付いておらず滞在先のヨハネスブルクのホテルの部屋で男の赤ちゃんを出産をしたとのこと。

妊娠6カ月後の出産で、普通に考えても6カ月間も妊娠をしていれば自分が妊娠していることに気付くはずですが、一つには生まれた赤ちゃんは体重1,030gと通常の赤ちゃんの1/3しかないことも妊娠に気付かなかった原因なのかも知れません。また、生理がないことに関しては仕事柄CAの多くは生理不順や遅れが珍しいことではなく、彼女もこのことに関してはあまり気にはしていなかったとのことです。

それでも彼女は、出産をする1カ月前に腹部の痛みを感じ、エミレーツの医師に診てもらい、血液及び尿検査をしたにも関わらず、医師から妊娠の症状を告げられることもなく、その後何の連絡もなかったとのことです。このエミレーツの医師のいい加減さもドバイならではと言えばそれまでですが、彼女にしてみればこのことは納得がいかないことでしょう。

母子の様態はその後順調でヨハネスブルクに滞在をしていますが、問題を複雑にしているのは彼女がドバイに戻れないことです。UAEはイスラムの国であり、結婚をしていないカップルの同棲も性行為も認められておらず、これが発覚すれば罪に問われます。ヨハネスブルクで出産をした彼女は結婚をしておらず、当然ドバイに戻れば捕まる可能性もあり、ドバイに帰るに帰れないという状態です。